最恐少女 ~伝説の修羅再び~



「大丈夫よ。」





神崎が満面の笑みを浮かべて、安心でもさせるかのように顔を傾ける。





そして…





華奢な手が、蓮の頬に静かに触れた。






















「大丈夫。だって…










私がすぐに、後を追わせてやるんだから。」










「…っ!!」












瞬間、神崎の目が鋭く光った。





慌てて蓮が離れようとするよりも早く…








-ザシュッ






「…つっ…!」






近くに置かれていたソファーに、激しく血しぶきが飛び散った-‥。





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