最恐少女 ~伝説の修羅再び~



ようやく、私はハッとして蓮を見返した。






もし私じゃなくて、違う誰かだったら…


何も話されなくて、わけもわからず、目の前からいなくなられちゃったら…












私、間違ってた。








今まで、辛かったのは自分だけじゃなかったんだ。





仲間に何も話されなかったみんなも、同じくらい辛くて苦しい思いをしてたんだね…







傷つけたくないという自分の思いが、



逆に、みんなを傷つけてたんだ。








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