最恐少女 ~伝説の修羅再び~
涙をボロボロこぼしながら、
ななはみんなに思い切り抱きついた。
そんな私を、みんなが力強く受け止めてくれる。
みんな、危険を冒してまで…
力を貸してくれて、私を助けに来てくれたんだ…。
「ありがとう、ありがとう…ありがとー…」
何度もそう言うななを、
「オレたちが、お前を助けに来ないわけなくね?」
「随分信用が薄いんだな」
「そんなこと…」
ないよ
と言おうとしたところで、後ろから強く引っ張られる。