最恐少女 ~伝説の修羅再び~



「カンナが、助けてくれたんだ…。」




「え…」









思いもよらないレオの言葉に、



私は思わず言葉を失う。


同時に自分の耳を疑った。








カンナが、助けてくれた…?







でも…







「カンナは、シャットダウンされて…」



動かないはずだ。







「…ああ。その通りだ。」






レオは一度長い睫毛を伏せ、



それから空を見た。






「信じないなら、それでもいい。



けど聞いてくれ。」





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