最恐少女 ~伝説の修羅再び~



「オレはあの日、覚悟を決めて、アジトと共にこの身も滅ぼそうと思った。



けど、爆発寸前に…


動かないはずのカンナが、オレに覆い被さってきたんだ。」








瞬間、











カンナ-‥









私の目からは、涙が次から次へと溢れていた。








レオは続ける。








「本当に、爆発寸前の寸前だった。



そして、カンナは…最後にオレに言った。







『生きて』






と、笑って言ったんだ。」







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