好きと嫌い


「まさかっ・・・」


「そ、キスマーク。」


してやったり顔な伊能君。そんな伊能君とは逆に固まってしまった私。


「黙っててくれなきゃこれ以上の事しちゃうからね。」


そう言って固まったままの私の肩をポン、と叩くと伊能君は鼻歌を歌いながらどこかへ行ってしまった。


また一人残された私。



「な、なんで、こんな事に・・・」


私はただ伊能君が好きなだけなのに、なんでこんな事になっちゃうんだろ。




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