好きと嫌い
act3


「はぁ!?タカが!?」


「う、うん・・・」


放課後、約束通り私は梓ちゃんとミスドにやって来た。そして私は今日の昼休みに起こった事を思いきって梓ちゃんに相談してみた。


「タカがえりにかー・・・まぁいつかはやると思ったよ。」


「えっ」


梓ちゃんは飲み物をドーナツをパクリと食べながら苦々しく言った。


「タカのあれはもう病気みたいなもんだからさ。気にしない方がいいよ。」


「う、うん・・・けど。」


梓ちゃんに言うべきだよね・・・私が伊能君の事好きだって。


「あ、梓ちゃん!」

「ん?」

「わ、私ね・・・私・・・」



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