高校でびゅーっすか!?



気づいたときにはもう遅く、俺は皆の視線を集めていた

助けを求めようと早見を見遣るが、先程とは打って変わり、無表情で窓の外を見つめていた


「馬鹿、あとで職員室にこい。」

「……は、はい。」


ちくしょー!!
俺がなんでこんな目に!!



さすがの適応力
俺に視線を向けていた生徒は何事も無かったかのように教卓に向かっていた


「さて、諸君、今日から新学期だ。
入学早々、このようなバカなまねをする馬鹿生徒もいたようだが…、高校は成績競争だと思ってくれ。
まだ、入学はじめだからといって手をぬくな。
全力で勉強しなさい、以上!」


最後にまた俺を一睨みして教師はまた教室から出て行った





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