高校でびゅーっすか!?
「ちくしょおお!!
なんだよパシリ係って!!」
受け答えをする眼鏡男子の声はよく聞こえないが、馬鹿の叫び声が響く
すると、眼鏡の男子が歎く馬鹿をほたって私の元にくる
「!!」
なんだ、さっきまでの殺意のこもった視線がばれたのか!!
これは!!!
「えーっと、白樺さん?
はいこれ、係表。
チェックしておいて。」
私の予想に反し、眼鏡の彼はニッコリと微笑む
「あ…あぁ。」
馬鹿に対して物腰柔らかないかにもモテそうな顔立ちの男子
それが第一印象だろうか
しかし、私はこんな奴には興味は沸かない
もっとワイルドで…私を守ってくれるような…
おっと、意識が飛びかけていた、すまない
とにかく、コイツもあの馬鹿の友人であるからには気に食わないのだ
そして、私は渡された紙を見る
「園芸係…か。」
私がつぶやくと馬鹿は一際大きな声で騒ぎ出す
「いーな!!
いーな!!
早見はあんな可愛い子と園芸係になれていーな!」
早見…?
あぁ、先程の眼鏡男子か
たしかに私と同じ係だ