高校でびゅーっすか!?



「くそう…可愛いな。」


そんなことを考えながらも、目の前の花たちの可愛さに頬が染まる

可愛いものは大好きだ
心が安らぐ


そんな時、不意に頭上から笑い声がする


「ねー、なにやってんのっと…!」


私がその呼び声に顔を上げる前に、その声の持ち主の足が可愛い花たちを薙ぎ倒し、横に通過する


「おま…!!!!!」

「ごめんねー、あまりにも可愛い顔で花を眺めてたから嫉妬しちゃった☆
あんたの前にいるのは僕なんだから、僕を見るのが当然でしょ?」

「!!??
お前は…!!!!」


私がようやく顔を上げると、そこにはよく見知った顔があった

「虎!
お前がなんでここに!?」


奴は私がやんちゃをやっていた頃、私をよく慕ってくれた舎弟の一人であった

「だってー、姉さん高校先教えてくれないし、勝手に消えちゃうし?
僕探したんだからねー☆」


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