青空へ届け

でも
星蘭ちゃんは違った。


「アリスちゃん?
可愛い名前〜(*´д`*)しかも顔も超可愛い(*´д`*)」


全然私を拒絶せずに
笑顔で話しを
続けた。


"ぇ?全然可愛く
ないよ!
星蘭ちゃんだって
可愛い名前だし
顔も可愛いじゃん!!"


「えー?
私可愛くないよW
アリスちゃんの
方が可「星蘭〜!
会いたかったよー!!」


星蘭ちゃんが
言い終わる前に
誰かが星蘭ちゃんに
抱きついてきた。


「もーう
有留、朝から
抱きつかないでよねッ」

少し頬を
赤く染めながら
星蘭ちゃんは
そう言った。



「誰?
この子?超美人じゃん!」


その有留くんと
いうらしい男の子は
私を見てそう言った。


「あ?この子?
さっき仲良くなった
櫻井アリスちゃん!
超美人でしょ?」


えっ、私?
全然美人じゃないんだけどなぁー。


とりあえず
自己紹介しなきゃ。


"私は
櫻井アリス。
よろしくね!"


「姫じゃん
姫ーー!
絶対姫だよ!
今日から姫ねッ」


え?


「あっ、ごめんね。
アリスちゃん!
コイツは
菊地有留(キクチアリト)
私の彼氏だよ!
よろしく。」


よく見ると
有留くんは
カッコイイ?
可愛い?顔をしていた。

美男美女って
感じ。


「お前ら
なーにしてんの?」


有留くんの
後ろから顔を出した
その男の子は


切れ長の目に
薄い唇
筋の通った鼻に
軽く盛られた感じの
茶色の髪。


絶対モテる
だろーなー。


それが
私が青空に
対する第一印象だった。
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