私とテニスとあいつらと
ちくしょうあいつら・・・!
ガッシャーン!!!!
私が怒りで震えていると、物が割れる音と共に、周りの人たちの悲鳴が聞こえてきた。
なんだ?!と思い後ろを振り返ると、目の前には見るも無残な光景が広がっていた。
「美月っ、見ちゃ駄目!!!」
なんと蘭は、芥川をボコボコに殴り、拳を血で赤く染めていた。
「え、ちょ、蘭?」
床にはもうコテンパンにされ終わったであろう幸田が鼻から血を流し倒れていた。
その他にも、口や鼻から血をだらだら流して横たわっているイケメンたちの姿が。
「ら、蘭。ちょっとやりすぎじゃ・・・」
「やりすぎじゃないわよ!これくらいでちょうどいいのよ!!」
そして蘭は、血をダラダラ流して横たわっているレギュラー陣の顔を、迷うことなく自分のケータイのカメラでバシバシ撮っている。
まるで弱みを握るように。
「幸田!やっぱりアンタよりも私のほうが強いようね!!」
それと同時に、警察が店の中に入ってきた。店の人が通報したんだろう。私たちは、警察に事情徴収されるために、警察署へ連れて行かれた。
警察署に着くと、学校側にも連絡がいったらしく、もう担任が来ていた。
「私は何もしていません。無実です」
「いや、まだ何も言ってないから」
「私は無実の罪を着せられたかわいそうな子なんです」
「いやだから人の話を・・・」
「全ての主犯はここにいるテニス部レギュラーです。美月・・彼女は何も悪くありません」
「彼女についてはまだ何も聞いてないからね」
蘭はべらべらと警察や担任に弁明をしている。多分前の私みたく、頭に浮かんだ言葉を並べているだけだろうけど・・・
無事だった私と柳原と裕樹と連は、一列に並ばされてずっと立たされていた。
その頃幸田達は、病院に送られて手当てを受けていた。
そしてやっと警察署から帰してもらえたと思っていたら、今度は警察署の前で担任から3時間の説教をくらってしまった。
もうこいつらとはどこも出かけない。この時私はそう心に誓った。
ガッシャーン!!!!
私が怒りで震えていると、物が割れる音と共に、周りの人たちの悲鳴が聞こえてきた。
なんだ?!と思い後ろを振り返ると、目の前には見るも無残な光景が広がっていた。
「美月っ、見ちゃ駄目!!!」
なんと蘭は、芥川をボコボコに殴り、拳を血で赤く染めていた。
「え、ちょ、蘭?」
床にはもうコテンパンにされ終わったであろう幸田が鼻から血を流し倒れていた。
その他にも、口や鼻から血をだらだら流して横たわっているイケメンたちの姿が。
「ら、蘭。ちょっとやりすぎじゃ・・・」
「やりすぎじゃないわよ!これくらいでちょうどいいのよ!!」
そして蘭は、血をダラダラ流して横たわっているレギュラー陣の顔を、迷うことなく自分のケータイのカメラでバシバシ撮っている。
まるで弱みを握るように。
「幸田!やっぱりアンタよりも私のほうが強いようね!!」
それと同時に、警察が店の中に入ってきた。店の人が通報したんだろう。私たちは、警察に事情徴収されるために、警察署へ連れて行かれた。
警察署に着くと、学校側にも連絡がいったらしく、もう担任が来ていた。
「私は何もしていません。無実です」
「いや、まだ何も言ってないから」
「私は無実の罪を着せられたかわいそうな子なんです」
「いやだから人の話を・・・」
「全ての主犯はここにいるテニス部レギュラーです。美月・・彼女は何も悪くありません」
「彼女についてはまだ何も聞いてないからね」
蘭はべらべらと警察や担任に弁明をしている。多分前の私みたく、頭に浮かんだ言葉を並べているだけだろうけど・・・
無事だった私と柳原と裕樹と連は、一列に並ばされてずっと立たされていた。
その頃幸田達は、病院に送られて手当てを受けていた。
そしてやっと警察署から帰してもらえたと思っていたら、今度は警察署の前で担任から3時間の説教をくらってしまった。
もうこいつらとはどこも出かけない。この時私はそう心に誓った。