私とテニスとあいつらと
「えーと・・・それは、ですね・・・」
クラスの女子全員の視線が突き刺さる。私が返答に困っていると、丁度いいことに担任が教室に入ってきた。
「おいお前ら、何やってんだ!SHR始めるぞ!」
「えー!先生待って!!もうちょっとだけ!」
「何がもうちょっとだ。ほら、早く席着け~!!」
担任がそう言うと、女子達は何か言いたげに私を見ながら席に着いた。
なんか前にもこんな事あったな。そう思い私は心の中で先生にお礼を言っておいた。
朝のSHRが終わったあと、私が蘭と話していると、さっきのメンバーにまた捕まってしまった。
「ねえ美月~。ホントどーしたらマネージャーになれるの?」
「私もそれ聞きたーい!」
「あんたら、何でそこまで聞きたがるの?」
私が、またあの地獄の追求をされるのかと思いグッタリしていると、蘭が助けてくれるように横から口を挟んだ。
「え~?だって、今までマネージャーなんか採ってなかったじゃん?」
「そうそう!それに、マネージャー志望の子がいても絶対採用なんかしなかったもん!」
「だから、美月はどうやってマネージャーになったのかなってもの凄く気になって」
私がどうやってマネージャーになったのかを知っている蘭は、今の話を聞いてニヤニヤして私を見てきた。きっと「何か面白い事が起きるぞ」といった感じだろう。
そこで私は、自分の良く回る口を最大限に生かして、なんとかこの時間を乗り切ることにした。
そして女子達の結論から言うと、私の今のポジションは最高にオイシイらしい。
・・・・いや、全然オイシくないよ。むしろマズイよ。
「あ、そうだー!もうすぐ修学旅行あるよね!!」
さっきまで熱く語っていた一人の友人が、ぱっと思いついたように口を開いた。
「修学旅行・・・あ、そっか!もう5月になるもんね!!」
「修学旅行・・もうそんな時期か」
修学旅行の話に、横から入ってきたのは裕樹。教室にいた女子全員がきゃあきゃあ言って騒いでいる。
「おっす!美月」
「おす。で、私になんか用~?」
私がそう言うと、裕樹は手に持っていたプリントを私に差し出した。
「これ、幸田からレギュラー全員とマネージャーにだとよ」
「へー。どーも」
クラスの女子全員の視線が突き刺さる。私が返答に困っていると、丁度いいことに担任が教室に入ってきた。
「おいお前ら、何やってんだ!SHR始めるぞ!」
「えー!先生待って!!もうちょっとだけ!」
「何がもうちょっとだ。ほら、早く席着け~!!」
担任がそう言うと、女子達は何か言いたげに私を見ながら席に着いた。
なんか前にもこんな事あったな。そう思い私は心の中で先生にお礼を言っておいた。
朝のSHRが終わったあと、私が蘭と話していると、さっきのメンバーにまた捕まってしまった。
「ねえ美月~。ホントどーしたらマネージャーになれるの?」
「私もそれ聞きたーい!」
「あんたら、何でそこまで聞きたがるの?」
私が、またあの地獄の追求をされるのかと思いグッタリしていると、蘭が助けてくれるように横から口を挟んだ。
「え~?だって、今までマネージャーなんか採ってなかったじゃん?」
「そうそう!それに、マネージャー志望の子がいても絶対採用なんかしなかったもん!」
「だから、美月はどうやってマネージャーになったのかなってもの凄く気になって」
私がどうやってマネージャーになったのかを知っている蘭は、今の話を聞いてニヤニヤして私を見てきた。きっと「何か面白い事が起きるぞ」といった感じだろう。
そこで私は、自分の良く回る口を最大限に生かして、なんとかこの時間を乗り切ることにした。
そして女子達の結論から言うと、私の今のポジションは最高にオイシイらしい。
・・・・いや、全然オイシくないよ。むしろマズイよ。
「あ、そうだー!もうすぐ修学旅行あるよね!!」
さっきまで熱く語っていた一人の友人が、ぱっと思いついたように口を開いた。
「修学旅行・・・あ、そっか!もう5月になるもんね!!」
「修学旅行・・もうそんな時期か」
修学旅行の話に、横から入ってきたのは裕樹。教室にいた女子全員がきゃあきゃあ言って騒いでいる。
「おっす!美月」
「おす。で、私になんか用~?」
私がそう言うと、裕樹は手に持っていたプリントを私に差し出した。
「これ、幸田からレギュラー全員とマネージャーにだとよ」
「へー。どーも」