私とテニスとあいつらと
しかしその場にぽつんと残された私の手にはしっかりと荷物が。



もう家帰りたいんだけど。




・・・・あぁ神様。
私、次生まれ変わるならモッテモテの美少女になりたいです。マジで。



しかしそんなことを考えても仕方ないと思った私は、はぁ・・と大きなため息をつき部屋に向かおうと歩き出した時、誰かに後ろから抱きつかれた。

「みーつき!」
「ぎゃぁああ!!」

誰だと思い振り向くと、裕太がニコニコして私の腰に抱きついていた。

「あ、裕太。どうしたの?」
「ん~?美月の荷物重そうだから持ってあげようと思って」

そう言って裕太は、にこーと私に笑いかけた。





裕太、あんたって子は・・・・!!

「ありがとう裕太!大好きだぁぁ!!」
「俺も美月大好きだし~」

そう言いながらへへっと笑う裕太をおもいきり抱きしめる。
なんだかんだ言って、一番私のこと心配してくれている裕太はすごく可愛い。

「あー、元気でた!部屋戻ろうか!」
「そーだね!俺腹減った~!!」

私は裕太に荷物を持ってもらい、部屋へ向かって歩き出した。
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