ダイアモンドリリー
再起
目の前に広がる炎。
生きたまま燃えてゆく体を眺めながら、ただ茫然と眺めていた。
「、、、ゆな!!」
振り向いた先には男が、涙を流していた。
どうして泣いているの?
あぁ愛しい、この人は
「貴方は殺してあげない、死ぬのは」
私よ。
もしもう一度会えたら、今度は大笑いして、大泣きして。
そして一緒に散ってゆこう。
お願い。私が生まれ、死んでゆくことを許して。