わたしががんばっても。
「麻琴ー…抱きしめられるのもいいけどさー」

そう言うと稜は右手でわたしの頬に触れた。

「こっち、希望」

稜の唇がわたしの唇に触れた。



の…!?!?!?


「フッ……真っ赤」

稜はわたしの顔を見て笑った。


「だって…久しぶりじゃん………」


恥ずかしすぎてわたしは稜の胸に顔をうずめた。


本当に…いつ以来だろ。




そのあと、稜と手をつないで他愛もない話をして学校へ向かった。










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