わたしががんばっても。
そのあと、ショッピングモールについてカフェに行った。
「このあとどーする?」
「んー、あっイルミネーション見に行きたい!」
隣町の駅前のイルミネーションが綺麗って笑嘉ちゃんが言っていた。
「んじゃ、行くかー…。」
頼んだミルクティーを飲み干してカフェを出た。
隣町までは電車で行った。クリスマスだからかな。
すごい人が多い。
でも稜がわたしが苦しくないように抱き囲んでくれた。
稜が優しい。
すごい幸せなこと。
わたしは笑みを浮かべながら稜の胸の温もりを感じていた。