わたしががんばっても。

「えぇ?なんで?わたしには稜がいるし、優哉くんは友達の彼氏だよ?」


好きになるなんてないない。


「おまえ…」

稜はギュッッとわたしを抱きしめる。



「可愛すぎ…」


!!


「もう…浮気しちゃやだよ?」

「バッ…もうしねーよ!!本当悪かったって思ってるし………」



稜は顔を真っ赤にして大声をあげた。


「フフッ分かってるよ。…あ、そうだこれ。」

わたしはカバンをあさって、綺麗に包装された小さな箱を出した。

「クリスマスプレゼント」


「え…マジ?」

稜はガサガサと箱を開けた。

「これ…ピアス?」

「うんっ」
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