わたしががんばっても。
「アンタはさ、昔から笑顔が似合う子なんだから。だからさ、泣いてる顔なんて似合わない。」
「恋ちゃん…。」
「最後に決めるのは麻琴だけどさ、わたしはアンタの味方だから。」
「ぁりがと…。」
ぎゅぅうって恋ちゃんはまた抱きしめてくれた。
そのあとお姉ちゃんがお茶をもって部屋に来て3人で昔の懐かしい話をした。
お姉ちゃんは泣いてる理由を聞いてこなかった。
コンコン
「はーいっ」
「麻琴ー、お風呂あいたよーって、それ宿題?」
恋ちゃんが帰ったあとご飯を食べて宿題をしてたとき、お姉ちゃんが部屋に入ってきた。
「そーなの、数学なんだけど。もう少しで終わるから。そしたらお風呂入るね。」
「ねぇ、麻琴。」
「んー?」