わたしががんばっても。
2人でベッドの前に並んで座って本を読んでるとき。
「そーいえば、校門で待ってるとき麻琴さんに会ったよ。」
その純のひと言に、わたしはうろたえた。
「……へぇ」
冷静なフリをして雑誌を読み続ける。
純は読んでいたマンガを置いて、勢いよくわたしの顔を覗きこんだ。
「!? どうしたのよ…「恋ってさー」
は!?
ちょ…この態勢をどうにかっ……
純の両腕でベッドを背に囲まれてる。
「麻琴さんのこと、好きなんでしょ?」
ドクンッ…