淡夢【短編集】
第二話 初雪……6
いつもの学校からの帰り道を俺と香澄は帰っていた。


「今年はまだ雪降らないね」


香澄は残念そうな顔をしている。


「俺は降らない方がいいな」


「なんで?」


「俺、寒いの苦手だし……」


「ははっ、なにそれ」


香澄は笑っている。


俺も笑っていた。


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