私と彼とカレとワタシと
「そんな…。
悲しそうな顔を…
しないで…。」
「大丈夫か?」
起きると
ダイゴさんが私の顔をのぞいていた。
「何よ…。
急に…。」
「なんか言ってたから
心配したんだよ。
てか
バイトどんなになった?」
レンくんの件から
私たちバイトを辞めるように言われてたのである。
「店長は
またいつでも戻ってこいだって。
…てか。
絢音さんとはどうなの?」
ダイゴさんは
ニコと笑う。
「そんなんお前は
気にすんな。
あと、
少しだから。」
ダイゴさんは
頭をなぜると部屋を出て行った。