私と彼とカレとワタシと
「あれは
身体が勝手に動いたんや。
梨花を助けなあかんって…。」
「内規くん…。
戻ってきて?
寂しいよ。
私ね。
内規くんのことが「ゆーたらあかん。」
内規くんが
桜を見る。
「俺は
梨花が一部の記憶だけが欠けているって知り合い伝えで聞いて…。
悲しかった。
南場さえおらんかったらと思った。
俺は高校は
学費とか全部免除の高校に入って早く独り立ちしたかったんや。
その高校に梨花が転校してきたとき。
俺は奇跡やと思った。
それだけで嬉しかった…。
もし
この先の梨花の言葉聞いたらバチが当たりそうやから言わんといて…。」
「好き。」
「…!
お前な…。」