私と彼とカレとワタシと
「梨花ちゃん。
顔色…。
悪い。」
「レンくん…」
私の一つ上のバイトの先輩の
レンくんが心配そうに
聞いてくる。
彼は何故か最近あったばかりなのに
そんな気がしない不思議な人だ。
「…
あの人たち知り合い?」
「まぁ…。」
「少し休んでていいよ。
僕があとやっとくから…。」
「大丈夫ですよ!」
私は笑顔を見せる。
「大丈夫じゃないよ。
今日はゆっくり休んでて。」
私は
レンくんの言葉に甘えることにした。