私と彼とカレとワタシと











「○△病院まで。」









レンくんが
場所を告げると
ドロップさんが車を走らせた。
レンくんは
震えていた。










「大丈夫…?」








「ぁあ…。」








一緒に
乗ってきたダイゴさんは
レンくんに聞く。









「お母様に
何かあったのか?」










「事故…。
危ないらしい…。」








レンくんは
一言だけそう言うと
何も話さなくなった。








そんな様子を
ただ見ているだけの私は
何だか悲しくなってきた。











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