私と彼とカレとワタシと
「それって…。」
「なんだろうか…。」
ドロップさんが
扉をバンっ!と開けて入ってくる。
「早く車へ!」
私たちは急いで外に出て
車に乗った途端…。
ドドドドドドドド…!
「きゃぁ…!」
「飛ばすんで捕まってて下さい!」
銃声の音が聞こえる。
日本って銃禁止じゃなかった…!
「ドロップ。
何か小さなナイフみたいなのは?」
「こちらのポケットに…!」
レンくんは
ポケットから小刀みたいなのを取り出すと車の窓を開ける。