人を信頼できない男と愛を忘れた女が出合ったら・・・



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「はぁぁ~~!?!?!?」


知らない男の部屋から出て、一端、自分の家に帰ってから大学に向かうと、すでに万里紗が来ていた。

そして、今朝のことを話したところ。



「あんたね!!また、覚えてないの!?」



「うん・・・」



平然と答える私に、呆れつつ万里紗は言葉を並べる。


「愛美、あんたね!いくら、お酒を飲むと翌朝、その時の記憶がなくなるって言ってもね!それは、相手も可哀相だよ!!」



「なんで?」



「だって、昨日は愛美から誘ったんだよ!」



「えっ・・・・・・・」



一瞬、万里紗が言っていることがわからなかった。



私から誘った・・・?

そんなハズない!

だって・・・、
今まで男を誘うなんてことなかったから。

第一、朝起きると知らない男が隣に寝ているのは、よくあることだった。

でも、それは、いつも男から誘ってきて酔っていた私はすぐにOKしちゃうからだ。(後から、その時の状況を説明されるから記憶がなくなっている私でもわかる。)



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