人を信頼できない男と愛を忘れた女が出合ったら・・・
そんな疑問が心の中に残ったまま午前の講義が終り、今は万里紗と一緒に学生食堂に来ている。
万里紗は、カツカレー。
私は、日替わり定食。
いつも、お互いの昼食を食べ比べている。
「愛美の、日替わり定食美味しい!!そのチャプチェが溜まんない~」
頬に手を添えて、とても美味しそうに食べる万里紗を見ていると、こっとまで美味しいと感じてしまう。
「あぁ~!!その定食おいしそうぉ~♪」
万里紗と美味しい昼食を食べていると後ろから声がした。
ビックリして後ろを振り返るとすぐ真横に男の顔があった。
「おはよ♪でもないけど、おはよ♪♪」
ニコニコ満面の笑みを浮かべながら、私の真横にいるその男は・・・
一体、誰だろう・・・。