人を信頼できない男と愛を忘れた女が出合ったら・・・



「帰りか?」



「うん。
あのさ・・・」



「ん?」




「誰かにつけられてるんだけど・・・」




「それ・・・マジで言ってんの?」




「うん」




あたりを見回す。


誰もいない。


隠れたのか・・・?




「いなさそうだけど・・・、このまま帰って、家の場所を特定されるのも嫌だよな?」



「うん・・・」



「今日は、俺の家に泊まれ」



「えっ?」




「大丈夫!なにもしねぇよ。今は、お前の身の安全が最優先だ」




「ありがとう」



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