人を信頼できない男と愛を忘れた女が出合ったら・・・




愛美よりも早く起きた俺は朝食を作った。


丁度、俺が食べ終わった時に愛美が起きてきた。



「はよ」



「おはよ」



「朝食作ったから、食べろ」



「うん」



美味しそうに俺の作った朝食を食べている愛美を見て、微笑ましく思う。





「俺、もう行くから。お前も講義あるんだろ?」



「うん」



「家まで送ってくから」



「なんで?」



「昨日の服で行ってもいいの?」



「嫌だ」



「だったら、さっさと食べろ」



「はぁ~い」





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