令嬢と不良 ~天然お嬢様の危険な恋~
なんか絵理、怖いんですけど……
「まだお返事してない」
「ああ、迷ってるのね?」
「そういう……」
“わけではない”と続く言葉を言わせてもらえず、
「断りなさい」
ピシャリと言われてしまった。
「ど、どうして?」
「あんた、迷ってるんでしょ? だったら断りなさいよ」
「迷ってると言えばそうだけど、お返事に迷ってるわけじゃないもん」
「はあ? どういう意味よ?」
「何て書けばいいのか分からないんだもん。私、パパや俊樹さん以外の男の人とメールした事ないから……」
「ふーん。それはともかく、断わるんでしょ?」
う……。絵理の反応が怖いよ……
でも、私の気持ちは決まってるし、変わらないもんね。
「ううん、断らないよ」
「まだお返事してない」
「ああ、迷ってるのね?」
「そういう……」
“わけではない”と続く言葉を言わせてもらえず、
「断りなさい」
ピシャリと言われてしまった。
「ど、どうして?」
「あんた、迷ってるんでしょ? だったら断りなさいよ」
「迷ってると言えばそうだけど、お返事に迷ってるわけじゃないもん」
「はあ? どういう意味よ?」
「何て書けばいいのか分からないんだもん。私、パパや俊樹さん以外の男の人とメールした事ないから……」
「ふーん。それはともかく、断わるんでしょ?」
う……。絵理の反応が怖いよ……
でも、私の気持ちは決まってるし、変わらないもんね。
「ううん、断らないよ」