令嬢と不良 ~天然お嬢様の危険な恋~
「お兄ちゃんったら、あたしと食事する約束してたのに、それをすっかり忘れて栞さんをデートに誘ったんです。ほんと、ドジなんだから……」
ああ、そういう事か……
「そんなに“ドジドジ”言うなよ」
「だって、実際にそうでしょ? お兄ちゃんって、頭はいいし普段はしっかりしてるけど、意外とドジというか、ヘタレなところがあるんです」
「あ、そうなんですか……」
わあ、ちょっと意外……
「おい、納得すんな。俺はヘタレじゃねえし」
「ごめんなさい……」
「お兄ちゃん、栞さんにそんな言い方しちゃダメだよー。言葉使い悪いし……。栞さんに嫌われちゃうよ?」
「あの、私は大丈夫ですから……」
確かに松本さんの言葉使いは良くないと思うし、聞き慣れてないから初めは戸惑ったりもしたけど、今は何とも思ってない。むしろ男らしくていいかな、なんて……
ああ、そういう事か……
「そんなに“ドジドジ”言うなよ」
「だって、実際にそうでしょ? お兄ちゃんって、頭はいいし普段はしっかりしてるけど、意外とドジというか、ヘタレなところがあるんです」
「あ、そうなんですか……」
わあ、ちょっと意外……
「おい、納得すんな。俺はヘタレじゃねえし」
「ごめんなさい……」
「お兄ちゃん、栞さんにそんな言い方しちゃダメだよー。言葉使い悪いし……。栞さんに嫌われちゃうよ?」
「あの、私は大丈夫ですから……」
確かに松本さんの言葉使いは良くないと思うし、聞き慣れてないから初めは戸惑ったりもしたけど、今は何とも思ってない。むしろ男らしくていいかな、なんて……