令嬢と不良 ~天然お嬢様の危険な恋~
栞は即座に「はい」と答えた。
なるほど。しかしそれは栞の主観であって、実際の程度は分からない。では、どうしたら客観的な事が分かるだろうか。
うーん、と考えた結果、俺はある事を思い付き、すぐさま聞いてみた。
「じゃあさ、小遣いはいくらぐらい貰ってるんだ? 月にすると」
我ながらナイスなアイデアだと思う。つまり、栞が月にいくら貰っているか、即ち使っているかが分かれば、自ずと栞の金銭感覚がどれ程のものか分かるだろう。
「普通だと思いますけど?」
いやいや、その“普通”というやつの金額が知りたいんだよ。
「と言うと……ぐらいか?」
俺は適当な金額を言ってみた。それは、たぶん一般的な大学生の小遣いの2〜3倍と思われる額だった。
「まさか! 桁が違います」
おっと、大きく外しちまったらしい。
なるほど。しかしそれは栞の主観であって、実際の程度は分からない。では、どうしたら客観的な事が分かるだろうか。
うーん、と考えた結果、俺はある事を思い付き、すぐさま聞いてみた。
「じゃあさ、小遣いはいくらぐらい貰ってるんだ? 月にすると」
我ながらナイスなアイデアだと思う。つまり、栞が月にいくら貰っているか、即ち使っているかが分かれば、自ずと栞の金銭感覚がどれ程のものか分かるだろう。
「普通だと思いますけど?」
いやいや、その“普通”というやつの金額が知りたいんだよ。
「と言うと……ぐらいか?」
俺は適当な金額を言ってみた。それは、たぶん一般的な大学生の小遣いの2〜3倍と思われる額だった。
「まさか! 桁が違います」
おっと、大きく外しちまったらしい。