令嬢と不良 ~天然お嬢様の危険な恋~
二人がお店に着いたのは、始業時刻を5分ほど過ぎた時刻だった。つまり5分の遅刻。
でも、店長さんに謝ると、「いいよ、いいよ」と店長さんは言ってくれた。悠馬さんには「バカもん!」って怒鳴っていたけども。
今夜はいつもよりお客様が多く、私は悠馬さんの涙の訳が気になりつつも、次第にお仕事に没頭していった。
お仕事が終わり、悠馬さんと表に出ると、今夜も小林さんが車の前で立って私を待っていてくれた。
もう、パパったら……。せめて土・日ぐらいは小林さんを休ませてあげればいいのに……
そうだ、今夜にでも早速それをパパに言ってみようっと。そうすれば、明日は悠馬さんと一緒に帰れるかも。
「お疲れさま。気を付けて、元気でな?」
車の前まで来て、悠馬さんはそう言ったのだけど、なんか、いつもと違う……
いつもは“じゃあ、またな?”じゃなかったかしら?
「は、はい。あ、悠馬さん、明日もどこか行きますか?」
私は、明日の事を話し合ってなかった事に気付き、急いでそう聞いてみたのだけど、悠馬さんのお返事はない。
どうしたのかな、と思っていたら……
ドーン
突然、私の真後ろで、大きな音がした。
でも、店長さんに謝ると、「いいよ、いいよ」と店長さんは言ってくれた。悠馬さんには「バカもん!」って怒鳴っていたけども。
今夜はいつもよりお客様が多く、私は悠馬さんの涙の訳が気になりつつも、次第にお仕事に没頭していった。
お仕事が終わり、悠馬さんと表に出ると、今夜も小林さんが車の前で立って私を待っていてくれた。
もう、パパったら……。せめて土・日ぐらいは小林さんを休ませてあげればいいのに……
そうだ、今夜にでも早速それをパパに言ってみようっと。そうすれば、明日は悠馬さんと一緒に帰れるかも。
「お疲れさま。気を付けて、元気でな?」
車の前まで来て、悠馬さんはそう言ったのだけど、なんか、いつもと違う……
いつもは“じゃあ、またな?”じゃなかったかしら?
「は、はい。あ、悠馬さん、明日もどこか行きますか?」
私は、明日の事を話し合ってなかった事に気付き、急いでそう聞いてみたのだけど、悠馬さんのお返事はない。
どうしたのかな、と思っていたら……
ドーン
突然、私の真後ろで、大きな音がした。