美容師男子×美麗女子
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翌日。
あたしはやっぱり、周りから突き刺さるような目で見られた。
「ほら、あいつ」
「いつからだったんだろう」
「釣り合わない」
「堂々ちゅーだもんね」
下駄箱まで歩いただけで、人の声が自然と耳に入ってきてしまう。
おかしいな、今まではこんなに聞こえたことなかったのに。
案外あたしも聞き耳を立ててるのかもしれない。
心臓がいやな音を立てた気がした。
学校に来て、ものの数分。こんなにも自分が折れそうになっているのが分かる。
周りからの痛い視線に耐えられそうに無い。
嫉妬、憎悪、憤怒、好奇の目が向けられる。
今すぐに違うって言いたい。
本当は付き合ってなんかないって。