仮からはじまる
4
泣いてたせいでうまく話せない状態のともちゃんは、一生懸命に息を整えて
「御崎さんが、結城くんと付き合ってるの?」
とんでもないことを言う…。
えっ!と派手に驚いたあきなちゃんがあたしよりも先に
「なんで?どうしてそうなるの?」
ともちゃんに詰め寄る。
ああ、もう、本当に。
なんでどうしてそうなったのかしら。
「どっ、どうして?」
明らかに動揺しちゃって…。
あたしったらますますあやしいじゃないっ!!
「それは…」
ともちゃんは言いにくそうに俯く。
しんとした廊下にともちゃんが鼻をすする音だけが聞こえて。
ああ、もう、どきどきして緊張する…。
「さっきね…、結城くんに告白したの…」
えっ!!
こっ、こくはく!?
ともちゃんが結城真一に告白!?
「つきあってるやつがいるから無理だって言われてふられたの…。結城くんに付き合ってる人がいるなんて…。御崎さん、急に結城くんと仲良くなってるから、もしかして御崎さんと付き合ってるのかと思って…」
う…。
結城真一と急に仲良くなったように見えるなんて…。
でも確かに…。
今まで一回も話したこともなかったのに。
あの集団から助けてもらってからは何回も関わってるし…。
これって、急に仲良くなったことになるのかしら…。
何も言えないあたしから、ともちゃんとあきなちゃんは目を離さない。
う…。
何か言わなきゃいけないのは分かってるんだけど…。
でもなんて言ったらいいのか…。
どうしたらいいの?
ともちゃんが、あたしの後ろの何かに気付いて。
あっ、と小さく呟く。
えっ、なに、どうしたの?
赤くなって俯くともちゃん。
気になって振り返ると…
いっ、いやー!!
結城真一がこっちを見てるー!!
しかも…。
めちゃくちゃ怖い顔っ!!
なっ、なんで!?
なんでー!?
なんでどうしてこうなるの!?
平野篤も隣にいるしっ!!
「御崎さんが、結城くんと付き合ってるの?」
とんでもないことを言う…。
えっ!と派手に驚いたあきなちゃんがあたしよりも先に
「なんで?どうしてそうなるの?」
ともちゃんに詰め寄る。
ああ、もう、本当に。
なんでどうしてそうなったのかしら。
「どっ、どうして?」
明らかに動揺しちゃって…。
あたしったらますますあやしいじゃないっ!!
「それは…」
ともちゃんは言いにくそうに俯く。
しんとした廊下にともちゃんが鼻をすする音だけが聞こえて。
ああ、もう、どきどきして緊張する…。
「さっきね…、結城くんに告白したの…」
えっ!!
こっ、こくはく!?
ともちゃんが結城真一に告白!?
「つきあってるやつがいるから無理だって言われてふられたの…。結城くんに付き合ってる人がいるなんて…。御崎さん、急に結城くんと仲良くなってるから、もしかして御崎さんと付き合ってるのかと思って…」
う…。
結城真一と急に仲良くなったように見えるなんて…。
でも確かに…。
今まで一回も話したこともなかったのに。
あの集団から助けてもらってからは何回も関わってるし…。
これって、急に仲良くなったことになるのかしら…。
何も言えないあたしから、ともちゃんとあきなちゃんは目を離さない。
う…。
何か言わなきゃいけないのは分かってるんだけど…。
でもなんて言ったらいいのか…。
どうしたらいいの?
ともちゃんが、あたしの後ろの何かに気付いて。
あっ、と小さく呟く。
えっ、なに、どうしたの?
赤くなって俯くともちゃん。
気になって振り返ると…
いっ、いやー!!
結城真一がこっちを見てるー!!
しかも…。
めちゃくちゃ怖い顔っ!!
なっ、なんで!?
なんでー!?
なんでどうしてこうなるの!?
平野篤も隣にいるしっ!!