輝き〜美亜side〜
真「おい、美亜。
お前今まで何処行ってた?」

1階降りるなり真也が喋り掛けてきた。

『ん?屋上行って皆で語ってた。最初はしらばっぽかったけどお』

3人のほうを見ると玲美は少しすまなそうな顔をしていて、“嫌な事言っちゃったかな”と思ったけど、
逆に愛結美は今にも吹き出しそうだった。
ただ美姫だけは状況が読めないらしく、“え、何?”
って顔をしていてこっちが笑いそうになった。


真「ふーん。てか先生怒ってたけど?」

そういえば、2時間もサボってたんだっけ。

あゆ「まじ?って事はぁ、呼び出し決定って訳だ。」

と言って教室に入った。
入って直ぐに皆がこっちを見てきた。
真也は欠伸をしながら席に着き、直ぐに机に顔を伏せた。

愛結美は皆がこっちをじろじろ見ているのが気になるらしく、皆に“何”と言っていた。

私はというと席に着き、それからずっと真穂の事を考えていた。

そしたら美姫が私の前の席の子に“席借りるね”と一言掛けて私の前の席に座って
“それで?どうするの?”
と聞いてきた。

私は何の事か分からずたじろっていると
“真穂の事考えてるんでしょ?”
と言ってきた。

美姫にはお見通しなんだね。




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