輝き〜美亜side〜

『あのさー｡美咲｡
あんた本気で言ってんの?』


「そ､そうに決まってんじゃん…」

どうして嘘をつくのか分からなかった｡

何で美咲が皆に嘘をつかなければならなかったのか分からなかった─｡

何で皆に言い触らしたのか分からなかった｡

そして何故､玲美達は親友の私ではなく､美咲の言った事を信じたのか分からなかった｡





『美咲……あんた､失望した｡美咲がそんな性格なんて､思いもしなかった』

本当にショックだった｡
美咲の事を悪く言う人は何人もいる｡

でも､人は皆悪い所だって良い所だで持っている｡

美咲の場合はそれがハッキリしてるだけ｡
良い所だっていっぱい有る｡

だから､私は今まで良い所を見てきた｡
美咲…私達今まで仲良くやってきたよね?

………違う?

違ったの､､かな─……