輝き〜美亜side〜
喋りすぎたぁ
と皆で言いながら屋上を戻ろうとすると愛結美が口を開いた。

「ね、美咲は?」

辺りを見回すと美咲はもう居なかった。

『美咲…………?』

玲「美咲居ないし、もう行こ?」

その時聞こえた。
玲美の囁きが…。
“もう美咲は…嫌だよ”
と…。

『玲美?ダメだよ。美咲を悪く言っちゃ。私にも原因があるもん。でしょ?
智輝にすぐ断れば良かった。真穂に言えば良かった。そうすれば事はこんなにも大きくはならなかったんだから。』

さっきあんな事があったのに、もうこんな事を美咲に対して言える自分がいた。

あゆ「美亜、お人好しすぎ。」

美姫「でもそれが美亜の欠点でもあり、美点だからねぇ」

『なんだそれ』








皆で楽しく教室に戻った。
でも、その間もずっと真穂の事を考えていた。

どうやって真穂に話し掛けようか…。
どう真穂に伝えようか…。
いつ真穂に伝えようか…。





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