初恋草



すると、華純が目を覚ました。


「…ん…?」

「大丈夫か?」


「あれ……なんで斎藤が…?」


目を擦りながら、布団から起きあがる華純。



「頭…ガンガンする…」


これは風邪じゃない。



とすると、倒れた理由はただ一つ。






「風呂にのぼせたんだよ。」



< 139 / 213 >

この作品をシェア

pagetop