初恋草



「なるほど………」



と、返事はするものの、まだ顔は赤い。



「…ったく…

大丈夫か?」




そう言って、華純の顔に手を近づけたが、華純は慌てたように顔はそっぽを向いた。




むっ……




「…なんだよ。」




「べ、別に……。」


顔を赤くしたまま、唇をとがらせる。



どうやら、頭がさえてきたようだ。



でも、まだ顔が赤いってコトは……



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