初恋草



帰り道、私は斎藤くんと陽と三人で帰っていた。



「…で?俺に付き合って欲しいとこってどこだよ?」


「それは着いてからのお楽しみ~♪
ね、陽!」


「ああ!」




……さてと、華純の家に行く前に、あれを確認しとかないと……。



「斎藤くん。」


「なに?」


「あなた、純くんでしょ?」


核心をついたその質問に、斎藤くんは大きく目を見開いた。


「………!!」


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