初恋草


「はァ!?

そんなもんしてねえよ!
誰かと間違えたんじゃねえの?」

「.....ホント?」

本当にしてない?

「ああ。俺はお前としかキスしない」

...../////

「じゃあ、あたしの勘違いだったんだ...
良かった....。」

ここで。

あたしが良かったなんて言わなければ。

このあとの出来事を回避できたのかもしれない....


「ふーん?俺が誰かとキスしてなくて良かったんだ?
それって何でなのかなぁ?」

ギクぅ!!

「...さあ?何ででしょうかね....??」


あたしは、顔を背けながら言った。


しかしアイツはニヤニヤした意地悪な笑みで、あたしを後ろから抱きしめた。

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