初恋草


『もしもし?華純どうしたの?』


「どうしたのじゃないでしょ?
いつまで学校にいるつもり?
これじゃ勉強会の意味ないじゃない」


『ごめんごめん!
陽とイチャついてた!(笑)』


「早希ぃ〜〜?」


なにそれ!

人が心配して電話したのに!



『ごめんってば(笑)
でも、私たちがいないことでイイコトあったでしょ?』

「....否定はしない...けど、心配するじゃん!」


『じゃあ今から華純の家向かうね!
バイバイ!』


プツっ...



その電子音と共に早希との通話が切れた。



< 186 / 213 >

この作品をシェア

pagetop