初恋草



「...キスさせていただきます...」


「うむ。よろしい。」


うぅぅぅぅ....


恥ずかしさで死ねる...。



斎藤は目をつぶって待っている。



なんか犬みたい。




よし!


覚悟を決めよう!



あたしは斎藤の唇に、一瞬だけ自分のを重ねた。


ちゅっ。


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