初恋草
やっぱり女の人と...
「やましい気持ちはないのよね?」
「当たり前だ」
斎藤ははっきりと目を見てそう告げた。
「じゃああの女の人は誰?」
早希がまた質問をする。
そして斎藤は...
「あの人は、俺の...母親だ。」
少し口ごもった斎藤の表情に変化があった。
納得してないような...
悲しそうていうか、切なそうに...
そして早希は、表情の変化に気がつかなかったのか普通に納得していた。
「あっなるほどねぇ♪
じゃあ、いいや♪」