初恋草



あたしはカチッと火を止め、ソファーに座った。



しばし、ボーっとする。






………………………………………。





「…お父さん、まだかなぁ…」



その言葉を呟いたとき、リビングの扉が開いた。


ガチャっ


「華純ー、ごめん今帰ったー」


「お父さん!おかえり。病院はもういいの?」

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