初恋草


心なしか、女子の視線が痛い。


ちょっと待て!!


あたし関係ないだろ!?




接点持ちたいなら、自分で話しかけろよ!



あたしは、こういう奴が大嫌いだ。



とりあえず、挨拶しないのは感じが悪いので挨拶しておこう。



「…真島 華純です。よろしく。」

「………よろしく。」


お互い、それで無言。

あたしは、用が済んだので満足し、また前を向いた。


すると、百合先生が、斎藤に校内を案内する人を探していた。
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