青のキセキ
【大和side】
飲み会の後、マンションに戻った俺。
さっとシャワーを浴び、バスタオルで頭を拭きながら冷蔵庫からペットボトルのミネラルウォーターを出し、1口飲む。
(ふぅ)
と溜息を漏らし、ソファに座る。
タクシーが見えなくなるまで見送っていた美空の姿が頭から離れない。
結局、なかなか寝付けずに始発で会社へ行く事にした。
もともと酒は強い方だから、二日酔いもない。
しんと静まり返った社内。
パソコンの起動音が響く。
俺の前には美空の机。
普段、俺が顔を上げると、否応なしに美空の横顔が目に入る。
誰もいない企画部のフロアを見渡し、ハァと息を吐き出す。
美空のことばかり考えて、仕事が手につかない。
「さ、やるか」
誰に言うでもなく、鞄から眼鏡を取り出し身につけ、資料作りを始めた。
眼鏡無しでも生活できるが、パソコンを使ったりする時だけかける眼鏡。
綾はコンタクトにしろというが、常時かけるわけでもないので、コンタクトにするつもりはない。
さっとシャワーを浴び、バスタオルで頭を拭きながら冷蔵庫からペットボトルのミネラルウォーターを出し、1口飲む。
(ふぅ)
と溜息を漏らし、ソファに座る。
タクシーが見えなくなるまで見送っていた美空の姿が頭から離れない。
結局、なかなか寝付けずに始発で会社へ行く事にした。
もともと酒は強い方だから、二日酔いもない。
しんと静まり返った社内。
パソコンの起動音が響く。
俺の前には美空の机。
普段、俺が顔を上げると、否応なしに美空の横顔が目に入る。
誰もいない企画部のフロアを見渡し、ハァと息を吐き出す。
美空のことばかり考えて、仕事が手につかない。
「さ、やるか」
誰に言うでもなく、鞄から眼鏡を取り出し身につけ、資料作りを始めた。
眼鏡無しでも生活できるが、パソコンを使ったりする時だけかける眼鏡。
綾はコンタクトにしろというが、常時かけるわけでもないので、コンタクトにするつもりはない。