青のキセキ
課長と二人、濃密な時。
シャワーを浴びる間もなく、課長に服を脱がされる。
「待っ..て..シャワー...んっ....」
言葉を課長の唇で遮られる。
「待てない。早くお前を抱きたい」
激しい口づけを交わす。
堪えきれずに開いた唇から、甘い息と声が混じり合って漏れる。
課長に触れられる場所が、徐々に熱を帯びてゆくのに比例して胸の拍動も激しくなってゆく。
こうして彼に抱かれるのは何度目か...。
もう数えきれないぐらい肌を重ねているけれど、全てを彼に見られる恥ずかしさに慣れることは無くて。
課長の手や舌が、私の体中を愛撫して、私は彼にもたらされる悦楽に身を委ねる。
感じやすい部分に彼が触れた瞬間、弓なりに弧を描く私の身体。
何度も意識が遠のきそうになる。
人差し指の第二関節を噛み、嬌声を我慢する私。
二人の乱れた息と私たちが絡み合う音が刺激となって、更に私を乱す。
言葉なんて必要がないくらい、お互いがお互いを求めて。
課長の息遣いを肌で感じ、子宮の奥が痺れるように疼く。
堪らずしがみついた私の唇に再び自分の唇を重ね、私の口内を貪る課長。
そして、課長の昂りが私の中に一気に入ってきて、私を激しく突き上げる。
愛する人と一つに繋がっている。
そう思うだけで、体が快楽の渦に飲み込まれそうになる。
一際大きな波が私を襲うとともに、頭の中が真っ白になり――――
私は絶頂を迎えた。
「愛してる」
課長の声を聴きながら......。